センター長挨拶

国際交流センター長 神人正寿

 当センターでは歴代学長?歴代センター長の尽力により、これまで着実に国際交流の実績を積んでまいりました。本学の国際性に魅力を感じて他県から受験する受験生も多くなっています。例えば国際交流協定については、360足球直播2年度までに種々の機関(山東大学、上海交通大学医学院、香港中文大学医学部、コンケン大学医学部、マヒドン大学公衆衛生学部?看護学部、ブラパ大学、チャールズ大学第二医学部、ミャンマー保健省、ベトナム保健省、韓国延世大学医学部、米国ハワイ大学医部、韓国高麗大学医学部、韓国亜洲大学、ミャンマーヤンゴン第1医科大学、ヤンゴン看護大学、インドネシア?ウダヤナ大学、インドネシア?アイルランガ大学、ポルトガル?リスボン大学)と締結しました。国際交流協定校の数は、年々増えている状況です。
  医学部学生の海外派遣は、3年生では基礎医学研究を目的として、6年生では臨床実習を目的として実施しています。保健看護学部学生は、米国バートン小児糖尿病キャンプ、香港中文大学看護学部へ海外派遣しています。本学から海外の大学に派遣する学生の数は、平成29年度臨床7名、基礎10名、平成30年度臨床7名、基礎4名、保健看護5名、360足球直播元年度臨床7名、基礎8名、保健看護3名という状況です。また、平成28年度からは協定校のコンケン大学主催の救急コンペティションICEMへ学生とアドバイザーを派遣しています。学生には、帰国後、報告会で留学を振り返るとともにその体験を後輩たちへフィードバックして頂いています。海外の大学の実態を肌で感じ、外国の学生と交流し、異文化に触れ、派遣前と比べひとまわり成長した学生の発表を聞くことができます。今後の人生で留学体験を生かし、更に勉学に励み、すばらしい医療人となることを期待しています。
   国際交流指定校からの医学部?看護学部学生の受け入れについては、平成29年度22名、平成30年度は17名、360足球直播元年度は18名となっています。この他にも、協定校以外の大学の学生も受け入れています。また、国際交流協定校である山東大学とは、隔年で学生の派遣と受け入れを繰り返しています。学生同士の交流が活発にすすみ、本学学生が海外の学生と友人となり、視野を広げています。今後、ますます、交流が深まることを期待しています。大学院生受け入れについては、海外からの大学院生を歓迎しています。修士課程、博士課程にフィリピン、中国、ベトナム、エジプト等からの大学院生が在籍しています。
   教職員の国際交流については、各教室主導で行われ、国際交流センターがサポートしています。山東大学とは、国際交流センターが主体となって、隔年で教員の派遣と受け入れを繰り返し、学術交流の講演会を行い、国際交流を温めています。また、平成28年度からは国際交流センターが中心となり、初期臨床研修医の海外短期留学の事業も実施しています。医師として第一歩をしるしたときに米国流の研修の激しさを体験していただき、医師としてのprofessionalismをさらに強く身に付けていただきたいと考えております。
   コロナ禍であっても、和歌山県立医科大学では、時代に即した新たな形で海外の大学等との国際交流を益々発展させていきます。そして、本学において世界最高水準の教育?研究?医療態勢を実現するとともに、開発途上国の医療活動を支援してそのレベル向上に貢献します。今後とも国際交流センターへの力強い御支援?御協力、よろしくお願いいたします。

国際交流センター長 神人正寿

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